シフトのあるお仕事。
こんにちは、行政書士挑戦中の50代です。
みなさんは、シフトのある仕事をしたことがありますか?
私はありませんが、病院にいた頃の看護師さんや介護士さんはシフト制で、働いていました。
学生の頃は、シフト制のアルバイトをしていた人もけっこういましたね。
シフトは土日祝日などと違って前もってきまっているものではありませんから、シフトに従って働いておられる方々には、年末年始もゴールデンウイークもありません。大変なお仕事だと思います。
もちろん、希望で何日か休日を確保することはできますが、年末年始は希望者も多くシフトを作る方もご苦労なさっていることでしょう。
今日は国会のシフトという、少々無理やりなテーマです。
国会には、通常国会・臨時国会・特別国会・参議院の緊急集会があります。
さらに、衆議院は任期4年、参議院は6年(3年毎に半数改選)となっています。
通常国会(常会)は、憲法では「年一回召集すること」としか定められていませんが、
2023年は1月23日に召集され、会期は6月21日までの150日間でした。
先日終わったのは、臨時会です。
臨時会はいずれかの議院の1/4以上の要求があれば召集しなければならないと、憲法で定められています。
統一教会・故安倍晋三さんの国葬が問題になっていた時の臨時国会は、さっさと閉会してしまいましたよね。
そんなことは、どうでもいいですが。
あと、とても重要なのが衆議院の解散です。
今年も、何回か解散か・・という話がありましたが、なかったですね。
今、解散なんてしたらどうなるのでしょうか。
それはいいとして、これは意外なのですが、解散による総選挙のほうが、任期満了に伴うものより圧倒的に多いそうです。
(衆議院の解散については、別の機会に詳しく書かせてもらうつもりです。)
参議院の緊急集会というのは、衆議院の解散後、国の有事(大災害・他国の侵略など)があった場合、内閣が招集するものです。
国会や選挙も、いつ始まるかわからない、ということで変則シフトだというこじ付けです。
では、問題です。
問:天皇は国会を招集する権能をもつ。
〇か✖か
正解は、✖ですね。
つまらないひっかけです。
天皇は「召集」するのであって、内閣や議院は「招集」するということです。
漢字の違いだけ。
では、もう少しマシな問題。
内閣は、実質的にみて、立法権を行使することがある。
〇か✖か
正解は〇です。
この問題は、3権それぞれに応用することができます。
内閣は行政ですが。立法(政令を制定)の権能を持ち、司法(自律権に基づく懲戒)の権能も持っています。
同様に、国会は立法府ですが、司法(弾劾裁判・資格争訟裁判)や、行政(司法機能以外の議院の自律権)の権能ががあります。
さらに、司法(裁判所)も、立法(規則制定権)や、行政(規則に基づいた運営)を行っています。
なので、三権がそれぞれ、立法・司法・行政の機能をもっています。
基礎的な知識ですが、知っておけば役に立つと思います。
法は、憶えていなくても読み取る力があるかどうかで、その価値が決まるものだと思っています。